更新日:2016/04/01
2016年3月24日、「持続的な鉱物資源とエネルギー資源の開発のための人材育成(Symposium on Capacity Building in Sustainable Resource Development in Africa)」と題する国際シンポジウムを、在ケニア日本大使館、秋田大学のご協力をいただき、開催しました。
元来、エネルギー・資源開発問題は、日本にとって喫緊の最重要課題であり、今年8月に開催されるTICAD6でも議題に挙げられることは確実です。TICAD6公式イベントとして開催された同シンポジウムには、ケニア側からはCabinet Secretary for Ministry of MiningのHon. Dan Kazungu、National Commission for Science, Technology and Innovation CEOのDr. Rugutt Mosesをはじめとする要人が、日本側からは、森美樹夫公使、JICAケニア事務所佐野景子所長、長崎大学拠点一瀬休生拠点長らが参加し、出席者は大学関係者、鉱山資源関係者等総勢50名に上った。講師として、秋田大学国際資源学部(日本)、University of the Witwatersrand(南アフリカ)、University of Dar-es-Salaam(タンザニア)、Botswana International University of Science and Technology(ボツワナ)、École des hautes études en sciences sociales(フランス)、Kenyatta University(ケニア)、United States International University(ケニア)等から、エネルギー・資源開発問題に造詣の深い研究者を招聘しました。持続可能な資源開発に関わるキャパシティ・ビルディングの方途について活発な議論が交わされ、その中で日本とアフリカの協力関係についても意見交換がなされました。この度の議論で挙がった課題を再検討し、双方の持続的な発展につなげることが期待されています。