2018年9月、第184回ナイロビ学振セミナーを開催しました。

更新日:2020/09/11

2018年9月14日、第184回ナイロビ学振セミナーをJSPSナイロビ研究連絡センターにおいて開催しました。講師は、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科の太田至教授で、太田先生とかねてからの知り合いであるナイロビの在留邦人の方々が多く集まり、大変盛況なセミナーとなりました。

 

 

テーマ、概要等は以下の案内の通りでした。
講師の太田先生からは、発表資料の公開を許諾いただきましたので、本文下部に添付させていただきます。

--------------------------------

184学振 ナイロビセミナーのご案内(2018年9月14日)

テーマ: 難民と地元住民の対立と共生 -カクマ難民キャンプの事例から- (使用言語:日本語)

講師: 太田 至 先生(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 教授)

日時: 2018年9月14日(金) 13:00 ~ 15:30

会場: JSPSナイロビ研究連絡センター 図書室

参加資格: 国籍、年齢を問わず、どなたでもご自由にお越しください

概要:
のナイロビセミナーには、京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科の太田至先生をお招きします。太田先生は、1978年にケニア北西部のトゥルカナ社会を対象とした人類学的な調査を開始し、現在まで継続されています。

トゥルカナ県には、1992年にカクマ難民キャンプが設置され、南スーダンやソマリア、エチオピアなどからケニアに流入した難民が生活しています。難民キャンプには大量の資金や援助物資、人員が投入されてきたため、キャンプの存在は地元社会に大きな影響を与えました。このような状況のなか、太田先生は、難民キャンプの住民と地域住民トゥルカナとのあいだの相互関係、軋轢や共生の事例をながく見てこられました。

は、これまでの研究成果をご発表いただくとともに、みなさまからの活発なご意見をうかがう場にできれば、と考えております。

先生のナイロビ滞在は短く、なかなか得られない貴重な講義の機会となります。

大変有意義な報告となりますので、多数の参加をお待ちしております。

JSPSナイロビ研究連絡センター
センター長 溝口大助
副センター長 稲角暢

--------------------------------

第184回ナイロビ学振セミナー発表資料(太田至)

COPYRIGHT © 2012 Japan Society for the Promotion of Science, Nairobi Research Station AllRIGHTS RESERVED