テクノロジーを利用した教育の普及 (Daily Nation)2015/5/3

更新日:2016/02/15

インターネットアクセスさえあれば何処でも教育を受けることのできるEラーニングのアフリカでの普及が進む。アフリカでは、人口が増加し続けるなかで、初等教育から高等教育までのすべての段階において教育を行き渡らせることが課題であるが、そこで、コンピュータを用いた教育が注目されている。Eラーニングの活用で、校舎等の設備の整備にお金をかけることなく、費用対効果の高い教育の提供が可能となる。また、ときと場所を選ばないことから、仕事や家庭を持つ人が勉学とのバランスをとりながら学習できるという点で、教育の幅を広げるのに一役買っている。アフリカは世界でもEラーニング市場の発達が著しい地域であり、セネガルを筆頭に、ザンビア、ジンバブエ、ケニアで活発な市場を有している。ケニアでは、ケニアメソディスト大学、エガトン大学、アフリカナゼレン大学、聖ポール大学、ナイロビ大学、ケニヤッタ大学、ジョモケニヤッタ農工大学、ダイスター大学、モイ大学がEラーニングコースの提供を行っている。また、アフリカにおける携帯電話の普及は拡大しており、現地のEラーニング推進者は、アプリを用いたプログラムを、最も効果的な学習配信手段として注目している。UNICEFによれば、2000年以降、アフリカでのスマートフォンの普及は年に43パーセントの伸びであり、2014年末までに70パーセントの携帯電話がインターネットへのアクセスを有していた。
(Daily Nation)2015/5/3

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