更新日:2016/02/17
ケニアの大学設置本部(KUCCPS:Kenya Universities and Colleges Central Placement Service)は、ケニア国内の14の辺境地域のカウンティ(ガリッサ、ワジル、マンデラ、トゥルカナ、西ポコット、キリフィ、マルサビット、イシオロ、タナリヴァー、クワレ、ナロック、サンブル、ラム、タイタ・タベタ)の児童に対して、高等教育進学のために必須であるケニア中等教育修了試験(KCSE: Kenya Certificate of Secondary Education)の必要最低得点を、一般より5ポイント引き下げた。適用範囲は、該当地域出身で、初等教育および中等教育の両方をそこで終えた児童に限られる。
同措置は、上記地域出身の児童が設備や人材等のあらゆる面で恵まれない環境のなかで学習することを余儀なくされていることを背景に、すべてのケニア国民に平等な高等教育を提供するという国の方針にならって実施された。 (http://www.standardmedia.co.ke/lifestyle/article/2000178751/varsities-placement-board-lowers-cut-off-points-for-students-from-marginalised-counties)