更新日:2013/12/25
ケニアで調査をおこなうには、政府(NACOSTI;前NCST)からの調査許可の取得が必要とされていますが、そもそも滞在には査証(ビザ)が必要です。通常の旅行者ビザは3ヶ月期限です。これまで、3ヶ月以上滞在する調査者の方はこの旅行者ビザの延長(3ヶ月)をおこない、半年まで滞在できていました。また、半年以上調査滞在される方は学生ビザ(Pupil’s Pass;1年間〜2年間)を取得していました。
ところが最近(2013年11月後半以降)これらについて、おおきな変化がみられます。まず旅行者ビザは延長ができなくなったこと、次に従来の学生ビザ(Pupil’s Pass)というカテゴリは廃止され、Student PassとResearch Pass、Internship Passという3つのカテゴリが新たに設けらたことです。
(1)旅行者ビザの延長ができなくなった
最近延長申請をしようとした方々からの情報によれば、政府移民局(Department of Immigration Services)は「9月のショッピングモール”テロ”以降、審査を厳格化している」とのことで、延長は受け付けないとのこと。webサイトで確認する限りは、とくに規程レベルでの変更はなく、上層部からの強いオーダーが出ているというレベルかもしれません。また、パスポートに何度も(10回くらい?)旅行者ビザでのケニア出入国の記録がある人は、入国拒否される場合が出ています。
(2)Student Passなどの新カテゴリ
Student Passは文字通り学生の身分の人に対し、Research PassおよびInternship Passは調査者やNGOなどでインターンをする人に対し発行されます。申請料はStudent Passが5,000KSh、ほかのふたつは15,000KShです。申請書式はこちらからダウンロードできます。
ほか、もろもろの査証関係の書式ダウンロードはこちらから。
最近の大きな変化は「Rev. 2012 Chapter 172 KENYA CITIZENSHIP AND IMMIGRATION ACT SUBSIDIARY LEGISLATION」が根拠となっていますが、(1)については記載はありません。一時的な措置であり、一定期間が経過すればもとどおりの対応になるかもしれません。また、新たな情報が入り次第、更新しお知らせいたします。
(2013年12月)