NACOSTI‐JSPS間の二国間交流事業の停滞について
更新日:2021/02/12
2020年度現在、NACOSTI(ケニア国家科学技術イノベーション委員会)とJSPSが共同でおこなっている二国間交流事業が、一時停滞しております。2013年の科学技術イノベーション法(Science Technology and Innovation Act)によって設立されたNRF(国家研究基金)が、二国間交流事業に係わる資金を今年度引き揚げたことにより、ケニア側研究者に研究費が配分されなくなっているためです。NRFは、研究費全般の配分に係わる機関として設立されたため、本事業の再規定を試みている模様です。
ケニアにおける二国間交流事業そのものを再規定し、継続するために、現在、NACOSTI‐JSPS間のMoU再締結の手続きをおこなっております。これがNRFに承認されれば、研究費の配分も再開する見込みです。JSPSとしましては、ケニア側(NRF、NACOSTI)における手続きの結果を待たずに、まずは日本側で採択された研究者に対して研究費を配分する予定でおります。
ケニア側の研究費配分の再開時期などについては、まだ明確には分かっておらず、採択された研究者のみなさまには大変なご不便をおかけいたします。手続きの進捗状況などにつきましては、当センター、およびJSPS本部の担当課(https://www.jsps.go.jp/j-bilat/bilat.html)へお問い合わせくださいますよう、よろしくお願いいたします。
(2021年2月11日 稲角 記)