Kenya National Archive
Kenya National Archive(ケニア国立文書館)は、国内の歴史的文書をふんだんに所蔵しており、人文社会系の研究者には有用な資料を提供してくれます。ナイロビ市街中心部に位置しています。Town行きのバスに乗ってゆけば、その終点近く、Moi Avenue沿いにTom Mboyaの全身像が玄関前に構える堂々とした建物がみつかるでしょう。
1.利用登録に必要なもの
利用登録は、National Archiveの2階にあるArchive Research Roomでできます。
- 利用登録書(Archive Research Roomのスタッフからもらえます)
記載事項:-所属機関(ケニア国外でも可)
-研究テーマ・領域
-ケニア国内に在住の知人2名の氏名・勤務先・電話番号・住所
(知人の国籍は不問、1名でも受理される場合があるとのこと)
- 登録料 1,500ケニアシリング(外国人料金・1年間有効)
- パスポートサイズの写真 1枚
※ 申し込んだその場で会員カードの発行をしてもらえます。
※ カード入手後は、毎回利用時にArchive Research Room 入ってすぐ右手にあるカウンターにて、利用者ログブックにサインインして作業を開始します。
※ 他に、日ごとに利用料を払うことも可能です(200ケニアシリング/日)
2.資料の複写について
コピー・デジカメ複写ともに 5ケニアシリング/頁
3.利用にあたってのポイント
- 保管されている資料情報のほとんどがデータベース化されており、Archive Research Room内のコンピューター上でキーワード検索が可能です。ただし、資料情報のアナログ版は存在しないため、停電時またはコンピューターの不具合発生時は検索作業が一切不可となるので用注意です。
- 検索後は、資料の情報を所定のオーダー票に書き写し、それをアーカイビストに提出、おそくても半日ほどで手元に届きます。
- 自分の研究テーマや欲しい情報等をアーカイビストに伝えると、資料探しがぐんと楽になります。奴隷制やマウマウなど、すでに多くの研究がなされているトピックスや地域は関連資料をすべてまとめてファイリングしてあり、資料もしっかり整理されています。
情報提供: 久我麻梨子(熊本大学大学院 社会文化学研究科)