日本はアジアにありながら、アフリカ研究がとても発達している国です。「アフリカ研究」といっても、その内容は考古学、地質学、古生物学、霊長類 学、生態学、農学、昆虫学、熱帯医学、文学、言語学、歴史学、地理学、政治経済学、社会学・人類学など、多岐の分野にわたっています。共通しているのは、 研究者がアフリカの現地に赴いて資料を集めたり現地調査をしたりして成果をあげてきたという点で、世界的な研究成果も出ています。
こうした成果は、 1965年に設置され、爾後調査研究拠点として機能してきた当センターがあって可能となったといって過言ではありません。調査に赴いた若い研究者たちは、その後立派な研究者となり大学教員となって、その研究成果を出版しています。こうした成果をひとりでも多くの方々に知っていただくため、当センターは研究者からの寄付によるアフリカ関連書籍(和書・洋書)の所蔵と貸し出しをおこなっています。
ご興味をお持ちのことがらや、テーマなどをおっしゃっていただければ、お目当ての書物にご案内することもできます。どうぞ、お気軽にお立ち寄り、ご利用ください。
近日中に、蔵書リストをこのwebサイトにupします!
●●● 新着情報 2014年1月 ●●●
「未来を拓く人文・社会科学シリーズ」第1巻~17巻(東信堂)を入荷しました。このシリーズは、日本学術振興会の実施した「人文・社会科学振興のためのプロジェクト研究事業」に属した14のプロジェクトのそれぞれの成果を出版したものです。
01. 科学技術ガバナンス <城山英明 編>
02. ボトムアップな人間関係――心理・教育・福祉・環境・社会の12の現場から <サトウタツヤ 編>
03. 高齢社会を生きる――老いる人/看取るシステム <清水哲郎 編>
04. 家族のデザイン <小長谷有紀 編>
05. 水をめぐるガバナンス――日本、アジア、中東、ヨーロッパの現場から <蔵治光一郎 編>
06. 生活者がつくる市場社会 <久米郁男 編>
07. グローバル・ガバナンスの最前線――現在と過去のあいだ <遠藤乾 編>
08. 資源を見る眼――現場からの分配論 <佐藤仁 編>
09. これからの教養教育――「カタ」の効用 <葛西康徳、鈴木佳秀 編>
10. 「対テロ戦争」の時代の平和構築――過去からの視点、未来への展望 <黒木英充 編>
11. 企業の錯誤/教育の迷走――人材育成の「失われた一〇年」 <青島矢一 編>
12. 日本文化の空間学 <桑子敏雄 編>
13. 千年持続学の構築 <木村武史 編>
14. 多元的共生社会を求めて――〈市民の社会〉をつくる <宇田川妙子 編>
15. 芸術は何を越えていくのか? <沼野充義 編著>
16. 芸術の生まれる場 <木下直之 編>
17. 文学・芸術は何のためにあるのか? <吉岡洋、岡田暁生 編>
くわしい各巻の目次などは、こちらをごらんください。