更新日:2015/09/21
第176回学振ナイロビセミナー
テーマ:水たまりでつかまえて~アフリカでの媒介蚊研究
講師:二見 恭子 先生 (長崎大学熱帯医学研究所病害動物学分野)
日時:2015年10月2日(金) 14:00~16:00
会場:長崎大学ケニア拠点カンファレンスルーム
※開催場所が長崎大学です。学振ではありませんのでご注意ください。
長崎大学拠点の敷地内に駐車スペースがありませんので、お車でお越しの方は、運転手さんに敷地外でお待ちいただくかお帰りの際にお迎えに来ていただくようにしていただけますようお願い申し上げます。ご迷惑おかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
司会:溝口 大助(ナイロビ研究連絡センター)
発表言語:日本語
参加料:無料
事前申込:不要(どなたでも参加できます)
主催:日本学術振興会ナイロビ研究連絡センター・長崎大学熱帯医学研究所
問い合わせ先:溝口大助・上村知春(jsps1@africaonline.co.ke)
要旨:ケニアに滞在されている皆さんは、多かれ少なかれ蚊が媒介する感染症、例えばマラリアについての知識をお持ちだと思います。ではマラリアを媒介する蚊の姿は知っていますか?何種類いるのか知っていますか?どんなところに生息しているのか、いつ吸血するのか、どんな季節に多いのか、ご存知ですか?マラリアだけではありません。昨年以降、日本でも注視されているデング熱はアフリカにもあるのでしょうか?あるとしたら、同じ種類の蚊がうつすのでしょうか?そして蚊は、どのようにこれらの病気を人にうつすようになるのでしょうか?こうした知識は、マラリアによる年間58万人の犠牲者を減らすためにも、また皆さん自身を守るためにも重要なことです。相手を知れば、おのずと自らを守る方法も見えてきます。このような病気と関わる昆虫の研究を目的とする学問を、Medical Entomologyと呼びます。
本公演では、マラリア媒介蚊とデング熱媒介蚊について紹介しながら、ケニアや南東アフリカをフィールドに、これまで私が行ってきた研究成果を交えてお話させていただきます。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。