更新日:2015/10/29
第177回学振ナイロビセミナー
演題:人類の起源を求めて――ケニアにおける化石の発掘と研究の紹介
講師:辻川寛先生(東北文化学園大学医療福祉学部)
日時:2015年11月8日(日) 14:00~15:30
会場:JSPSナイロビ研究連絡センターセミナー室
(※2015年8月に事務所が移転しておりますので、新事務所の場所につきましてご注意ください。地図はこちら→https://www.jspsnairobi.org/access)
司会:溝口 大助(ナイロビ研究連絡センター)
発表言語:日本語
参加料:無料
事前申込:不要(どなたでも参加できます)
主催:日本学術振興会ナイロビ研究連絡センター
(溝口大助・上村知春)
要旨:人類の生誕の地はどこなのか、人類の起こりとはいつのことなのか、そしていかなる経緯をたどって誕生したのか。この神秘的とすら言える史上最大の謎をとく決め手となる手掛かりを求めて、ケニア国立博物館と京都大学の共同研究が、ケニアで三十数年間、継続的に実施されてきました。その結果、謎をとく最大の手掛かりであるサンブルピテクスやナカリピテクス、ナチョラピテクスなどの大型類人猿化石が数多く発見されました。約1000万年前の化石であるこれらの類人猿化石は、人類とチンパンジーやゴリラなどの大型類人猿の共通祖先とも言われる非常に重要な発見です。今回の招聘講師である辻川寛先生には、ケニア国内で日本調査隊がこれまで行ってきた発掘調査とその発見について紹介していただきます。人類起源の地となった東アフリカ大地溝 帯での長期の現地調査をまじえながら、生々しい調査報告とその成果をご紹介いただきます。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。