2019年9月、第187回ナイロビ学振セミナーを開催しました。

更新日:2020/09/12

2019年9月15日、第187回ナイロビ学振セミナーをJSPSナイロビ研究連絡センターにおいて開催しました。2019年5月にナイロビ・カレン地区の新事務所に移転して以降、初めての学振セミナーとなり、新事務所を研究者・在留邦人にお披露目する機会ともなりました。

講師は、京都大学地域研究資料センター研究員、および京都大学アフリカオフィス駐在員(エチオピア)でもある樺沢麻美先生で、テーマ、概要は以下の案内の通りでした。

 

 

 

**************************************************************************************
第187回学振 ナイロビセミナーのご案内(2019年9月15日)

テーマ: 「持続可能な開発」をチンパンジーと考える (使用言語:日本語)

講師: 樺沢麻美 先生
所属: 京都大学地域研究資料センター・京都大学アフリカオフィス、ビコーズインスチチュート株式会社
職位: 研究員(京都大学)、シニアコンサルタント(ビコーズ)

要旨:

私は1990年代から2010年ごろまで、主に西アフリカのギニアとシエラレオネでチンパンジー保全の分野で活動してきました。2010年からは「開発コンサルタント」としてJICAによる海外開発支援のインフラ整備事業の環境社会配慮の業務に関わってきました。「持続可能な開発」は「保全」と「開発」が共存している状態を表す「キラキラ」ワードとして、頻繁に使われています。この相反する「人間の活動」は、現実として実現可能なのでしょうか?「保全」と「開発」の分野で活動している人たちは、「持続可能な開発」という言葉に対して、共通のイメージを持っているのでしょうか?「保全」と「開発」の分野での私の経験や、それぞれの分野で活動する人々との交流の中で考えた「持続可能な開発」について、皆さんと共有したいと思います。

日時: 2019年9月15日(日) 09:00 ~ 13:00頃

会場: JSPSナイロビ研究連絡センター図書室

参加資格: 事前登録が必要です。
      国籍、年齢を問いません。
託児所は用意していませんが、聴講可能な年齢かどうかにかかわらず、子どもさんの同伴は可能です。

JSPSナイロビ研究連絡センター
センター長 溝口大助
副センター長 稲角暢

COPYRIGHT © 2012 Japan Society for the Promotion of Science, Nairobi Research Station AllRIGHTS RESERVED